2009年が始まってまだ2カ月も経っていないとはいえ、「Palm Pre」が2009年において最も期待を集めるスマートフォンであると言っても過言ではないだろう。
2009 International Consumer Electronics Show(CES)で発表されて以来、Palm Preの機能やインターフェースは皆の話題の種となっており、筆者が考えるにこのスマートフォンは、「iPhone」と対抗する上であらゆる点において互角の戦いを見せることになるだろう。もちろん、Palm Preが実際どおりかどうかという疑問は残っているものの、人々がより注目しているのは、いつ発売開始されるのかということである。
PalmとSprintはCESにおいて、Palm Preの出荷は2009年前半になる予定であると述べたが、詳細については述べなかった。Boy Genius Report(BGR)は先日、Sprintの販売終了製品(End of Life)リストを入手したようである。販売終了製品リストとは、製品サイクルが終わりを迎える製品と、その後継機種が記述されているものであり、BGRが入手したリストによると、Palm Preは米国時間3月15日ごろに小売店に入荷し、「Palm Treo 755p」の後継機種となる予定であるという。
興味深いことに、米CNETのポッドキャストであるBuzz Out Loudの同僚たちは2月3日、Palm Preは2月15日に店頭に並ぶ予定であり、希望小売価格は549.99ドルで、2年契約の場合は100ドルのキャッシュバックを差し引いて150ドルになることをSprintのカスタマーサービス関係者に確認したというリスナーの1人から情報を得たという。
正直なところ、筆者は2月のローンチという話を大いに疑っている。これはあまりにも早過ぎるのである。CESでPalmと話をした際、同社はソフトウェアがまだ完成しておらず、バグを修正しているところだということを強調していた。このため、今後数週間のうちに製品が世に出てくるということはあまり納得のいかない話である。このSprintの関係者は「Palm Pre」と「Palm Treo Pro」を間違えたのではないだろうか。なお、Palm Treo ProもSprintが事業者となる予定であると伝えられている。
事実、BGRはこの販売終了製品リストには、Palm Treo Proが2月15日に「Palm Treo 800w」の後継機種としてローンチされると記述されているとも述べている。もちろん、Palm Preの登場は早ければ早いほどよいと、筆者も含めて皆が思っているとはいうものの、個人的には少しばかり長く待つことになったとしても堅牢な完成品として発売されることを望んでいる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」