インドの「20ドルラップトップ」に関する記事がここ何日か出回っている。本当のところの価格は10ドルなのか、それとも30ドルになるのか。「Sakshat」(「目の前に」の意)という名前のこのデバイスの価格については様々なうわさが流れているが、すでに明らかになっている情報と照らし合わせてみると、どの価格もかなり割安である。
Gizmodoによる米国時間2月4日の報道が事実なら、このデバイスはおよそラップトップらしくない。縦5インチ(12.7cm)、横10インチ(25.4cm)のSakshatはいろいろなワイヤーのついた、小さな「ストレージデバイス」と表現すべきである。
発表によると、ストレージ容量は2GバイトでEthernet、Wi-Fi接続に対応する。機能について分かっているのはこれくらいである。
Sakshatは多くの記事で、Nicholas Negroponte氏のOne Laptop per Child(OLPC)プロジェクトとXOラップトップと比較されている(XOラップトップは100ドルで販売される計画だったが、まだそれより高い価格で販売されている)。評論家たちは、どうしたら20ドル(前後)のラップトップを作れるのか思い悩み、当惑しているようであるが、そもそもSakshatはラップトップでないというのがその答えだと筆者は考える。
現時点でSakshatに関して分かっていることは少ない。この状態でさまざまなコメントが出回っている状況に筆者は実のところ不満を抱いていたのだが、ついにこの傾向に加勢してしまった。我ながら悔しい。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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