マッシュマトリクス、マッシュアッププラットフォーム「Afrous」を個人ユーザーに無償公開

岩本有平(編集部)2009年01月30日 13時54分

 マッシュマトリクスは1月30日、マッシュアッププラットフォーム「Afrous」を一般ユーザーに公開した。

 Afrousは、オンラインマッシュアップの作成プラットフォームだ。ウェブブラウザ上で、インターネットやイントラネットにあるコンテンツを表示するダッシュボードを作成できる。独立行政法人情報処理推進機構(IPA)主催の「中小企業経営革新ベンチャー支援事業」に採択されており、2008年8月よりセールスフォース・ドットコムの「Salesforce」向けに限定してサービスを提供してきた。

 Afrousの最大の特長は、インターネット上のコンテンツに限らず、イントラネットのコンテンツもダッシュボード上に表示できる点だ。CSVやXMLなどの形式でデータをインポートできるため、イントラネット内に散在する情報システムを統合するダッシュボードとしても利用できる。作成したダッシュボードは、既存サイトのHTMLにコードを追加することで貼り付けできる。

Afrous 「Afrous」のスクリーンショット

 ダッシュボード上に表示したウィジェットは、ドラッグアンドドロップの操作でレイアウトを変更できる。また、ウィジェット同士を連携して表示することもできる。たとえば、イントラネット上の顧客リストを表示するウィジェットと、顧客ごとの売上を表示するウィジェットを連携することで、顧客リストから顧客を選択すると、その顧客の売上をリアルタイムに表示するといったことが可能になる。

 なお今回の一般公開では、非営利目的および個人のユーザーに対してサービスを無償で提供する。また、商用や企業内での利用については有償で提供していく予定。

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