イー・モバイルは1月28日、月額基本使用料780円でイー・モバイル同士の通話が24時間無料となる新プラン「がっちりコース ケータイ定額プラン」を2月7日から提供すると発表した。
従来からのプランでは2年契約時の場合月額基本料1980円で、イー・モバイルの加入者間が24時間かけ放題、データ通信料が1000円分含まれていた。がっちりコースではデータ通信定額の1000円分をなくし、業界最安値にするため780円としたという。2台目端末として売り込む考えだ。
都内で開かれた会見では、イー・モバイル執行役員副社長の阿部基成氏が、「100年に1度の冬の時代といわれる不況の中、消費者の期待に応えるために、安くて良いサービスを提供する」とした。
月額基本料は2年契約の場合780円。他社携帯電話への通話料は30秒21円、データ通信は1パケット0.084円。オプションとして月額315円を支払うと、固定電話宛ての通話が30秒5.25円、他社携帯電話宛てが30秒9.45円となる。また、月額1000円〜4980円のパケット定額プランも用意する。
長期契約時には端末購入費用を割り引く。2年契約割引の「にねん」なら1万6800円を初期費用から引く。 2月7日から4月30日までは、「TRY! イー・モバイル」キャンペーンを展開。がっちりコースで新規加入した契約者には最大3カ月間、通話料から1カ月当たり最大5000円割り引き、契約事務手数料の2835円を無料とする。
既存ユーザーが「がっちりコース ケータイ定額プラン」へ変更することは可能。ただし、「にねん」などの定期契約をしている場合は清算が必要となる。
今回のがっちりコースの導入で、音声通話をメインとするユーザーを狙っていくとした。音声、データをあわせ、今後1年間で新規100万契約を目指す。
イー・モバイルは音声端末のユーザーが全体の2割と少なく、トラフィックを考えれば、音声通話はこの価格でも提供できるとした。他社の追随については、可能性はあるとしながらも、多くのユーザーがいる企業では値下げの影響が大きくすぐには追随できないだろうと想定していた。
このほか、音声端末として「E.T.(H12HW)」を2月7日、「H11LC」を2月中に発売することも明らかにしている。
また会見に先立ち、イー・モバイル表取締役会長兼CEOの千本倖生氏がスウェーデン王立工学アカデミーの外国人会員に選出されたことが発表された。外国人会員としては過去に、経団連会長などを務めた土光敏夫氏、本田技研工業の創業者である本田宗一郎氏、ソニー創業者の井深大氏などがいる。日本人会員の選出は5年ぶりとなる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?