このP5は、翌年デザインをマイナーチェンジしたP6に進化。P5がシンプルな美しさならP6はよりエレガントなデザインに変更された。そして2005年、機能を大幅に強化したP7が登場したのだ。ディスプレイはカラーに!そして背面にはカメラも搭載。バッテリも交換可能、miniUSBポートを備えるなど使い勝手も大きく向上したのであった。
これでもはや敵無し!となるはずだったが、そもそもが「見た目重視」なニッチ路線を目指したペン型ケータイ。P7は機能アップと引き換えに本体サイズの大型化やメニューの使いにくさが目立ってしまい、さらに価格も上がってしまった。またメタリックな雰囲気のボディもコストダウンのためか若干安っぽい仕上げになってしまったのだ。
さらにP7発売のころは欧米と韓国大手メーカーが中国市場に大反撃をかけた年でもあり、ニッチな「ペン型ケータイ」はその存在位置を急速になくしてしまったのだ。翌年にはBluetooth搭載のP8が発表されたが結局発売されずに終わってしまった。
もしもP8以降もこのペン型ケータイがシリーズ化されていれば、今なら太目のボールペンサイズくらいの端末が出ていたかもしれない。そしてそれを真似して無名メーカーから多数の「ペン型トンデモケータイ」が登場していたかもしれないのだ。今から6年前に発売されながらもひっそりと消えてしまったペン型ケータイ、最新技術を搭載してぜひ復活してもらいたいものである。
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