IBMは米国時間1月26日、中東では最初の1つとなるクラウドコンピューティングプラットフォームの開発に向け、3大学と提携したことを発表した。
IBMは、カーネギーメロン大学カタール校、カタール大学、およびテキサスA&M大学カタール校と共同で、調査、データマイニング、科学モデリングとシミュレーション、コンピュータ利用の生命工学、金融モデリングといった先端研究の実施に、Qatar Cloud Computing Centerを活用していく予定だ。
カーネギーメロン大学カタール校准教授のMajd F. Sakr氏は発表の中で「このことは、カタールにおけるクラウドコンピューティングインフラを開発し、評価し、拡張し、地域のアプリケーションやプロジェクトに的を絞って先端研究を後押しするという、われわれの構想を実現する力となるものだ」と述べている。
5つの試験的なアプリケーションプロジェクトのなかには、石油とガスの地震モデリングと調査、アラビア語のウェブ検索エンジン、大学で教えるクラウドコンピューティング教育課程などが含まれている。
IBMと各大学はまず、クラウドコンピューティングプラットフォームのインフラを共同で構築し、次に、オープンソースのプログラミングモデル「Hadoop」上に構築するアプリケーションの開発を行う。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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