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iPhoneアプリ開発者、海賊行為を受け告訴を検討

文:Elinor Mills(CNET News.com) 翻訳校正:編集部2009年01月19日 15時29分
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 海賊版を作られ無料配布されたあるiPhoneアプリケーションの開発者が米国時間1月16日、海賊行為を行った人物に対する刑事責任の追及を検討していると語った。

 電気工学を学ぶ学生のChristopher Kemsleyさんは、現在AppleのApp Storeで99セントで販売されている「Annoy-A-Teen」が、海賊版サイトで無料で配布されていると述べている。この娯楽向けアプリケーションは、大半の大人には聞こえないがティーンエイジャーには非常に耳障りとされる高音を発生するという。Kemsleyさんは収入を学費にあてるつもりだという。

 同氏は16日、同アプリケーションの販売で「1カ月でわたしが知っているハイテク技術者(の収入)と同じぐらいの金額になった」と述べている。

 Kemsleyさんは、責任を負うべき人物が居住すると思われる州の当局と接触し、FBIのインターネット犯罪部門にも報告したほか、責任を追及すべきか否かを自身の地元であるアリゾナ州の当局に相談するつもりだと話している。

iPhoneアプリケーションのAnnoy-A-Teen
提供:Annoy-A-Teen

 Kemsleyさんは、同アプリケーションが「Crackulous」と呼ばれているプログラムを使ってクラックされたと述べる。このプログラムを使い、iPhoneのメモリ上からコードをコピーすることで、暗号化されたアプリケーションを暗号化されていない状態で手に入れることが可能になるという。iPhoneはプログラムを実行する際、アプリケーションを復号化して、メモリにロードする。そして、ユーザーがプログラムを終了した際にメモリからアプリケーションを破棄すると同氏は語る。クラックされたアプリケーションを実行するには、OSがハッキングされた状態にあるジェイルブレイク( 脱獄)済みのiPhoneが必要となる。

 Appleには電話と電子メールで繰り返しコメントを求めたが回答は得られなかった。

 iPhoneアプリケーションが海賊行為を受けたのはKemsleyさんが初めてではない。「Whack 'em All」というiPhoneゲームを開発したJames Bossertさんは先週、CNET Newsに対して、海賊版の登場を受けて、広告付きの無償版をリリースする計画だと述べた。

 海賊行為を行ったとする人物が電子メールでBossertさんに対し、購入前に同プログラムの無料試用版があれば、海賊行為を受けることはないだろうと述べていた。こうした意見を受け、Kemsleyさんは、すぐにも機能が限定された無償の試用版を提供する予定だと述べた。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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