世界IT支出は2009年に3%減少し、その影響はコンピュータメーカーを直撃する。Forrester Researchが米国時間1月13日、新たに発表したレポートで予測した。
世界的なIT支出は、2009年に1兆6600億ドルに減少すると予測され、業界は7年間で初の成長停滞となる、と同レポートは報告している。同レポートは、米ドルベースで数値を算出している。
Forrester Researchの主席アナリストAndrew Bartels氏は「われわれの2009年予測は、米国などの主要国の経済における景気後退が2009年後半に終了の兆しを見せ始めるという仮定に基づいている」と声明で述べる。「ITベンダーの戦略において、2009年の世界IT市場は暗いものになるが、2010年には改善の見通しがある。ただし、過去数年と異なり、弱い市場を補うような主要な成長市場はない」(Bartels氏)
コンピュータ機器への支出は2009年に4%減少し、4340億ドルになると予測されている。この産業部門には、パーソナルコンピュータ、サーバ、ストレージ装置、周辺機器などの項目が含まれる。
ソフトウェア部門は、対照的に影響が少なく、支出がおよそ2008年と同レベルになると、同レポートでは予測している。2009年のソフトウェア支出は3880億ドルなると予測されている。
また、Goldman Sachsも最近レポートで、2009年の米国におけるソフトウェア支出は依然として低調であることを予測している。
通信装置、ITサービス、アウトソーシングは、2009年には前年比で3%減少する、とForresterでは予測している。
コンサルティング、システムインテグレーション、アウトソーシングサービスを含むITサービスおよびアウトソーシング部門は、2009年に4840億ドルを生み出すと同レポートは予測している。
一方、通信装置は2009年に3530億ドルになると予測されている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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