Macworldの開催前は、新しい「Mac mini」や、ユニボディを採用する17インチの新「MacBook Pro」ノートブックが、Appleの最新ハードウェアとして、米国時間1月6日に発表されるのではないかと期待されていた。
どうやらMac miniは、もう少し現状の古いモデルのまま存続することになるようである。しかしながら、17インチのMacBook Proに関しては、すでに2008年10月に発表された、13インチの「MacBook」と、15インチのMacBook Proと同様に、新たに一枚のアルミ板から削りだされたユニボディへのアップグレードが、予想通り行われている。
AppleのノートPCでも最上位機種となる同モデルは、新たなユニボディ、光沢ディスプレイ、ガラス製トラックパッドなどの、(いずれも目新しいものではないが)種々の改良ポイントに加え、他にもいくらか変更が加えられている。
新たに発表された15インチのMacBook Proで採用されている光沢ディスプレイは、多くの人々が、反射しすぎて見にくいと考えているようだ。Appleは今回、光沢ガラスは不要と考える人々に向けて、50ドルを追加することで、つや消しディスプレイを選択できるオプションの提供を決定している。このオプションには満足しているし、他のモデルでも、同様のオプションが提供されるようになることを期待したい。
新たに発表された17インチのMacBook Proのバッテリは、「MacBook Air」でも採用されている、ユーザーが自由に交換できないタイプとなっている。省スペース化に加え、Appleは、新たな「Adaptive」充電技術、8時間のバッテリ寿命、最高1000回の充電回数など、業界標準の3倍に値するメリットを挙げている。
バッテリ寿命については、テストを経ずして保証することができないものの、すでにMacBook Airのレビューでも指摘しているように、バッテリ交換ができないということは、スペアのバッテリを使って、さらに長時間駆動させることはできないことを意味している。もしAppleの主張通り、8時間の連続使用が可能ならば、MacBook Airの5時間程度のバッテリ寿命よりも長く、ほぼ丸1日のビジネス利用が可能となるわけだが、もっと長時間のフライトだと、やはりバッテリは持たなくなってしまうだろう。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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