私たちの生活に電化製品は欠かせないものだが、今年1年、どんな家電製品やメーカーがよく利用されたのだろうか。20代から40代を中心とするネットユーザー413名の回答を集計した。
今年1年で、最もお世話になった電化製品を1つ選んでもらったところ、「パソコン」が65.1%で、それぞれ10%未満の2位以下を大きく引き離しトップとなった。2位以下は「テレビ」が9.7%、「携帯電話」が9.0%、「録画機器」が6.8%と、北京五輪効果もあってか携帯電話をはさんで映像機器関連が並んだ。その一方で、「カメラ・デジカメ」や「携帯ミュージックプレイヤー」「ゲーム機」などの娯楽系家電製品はいずれもわずか数%ずつ、という結果だった。
また、今年1年で最もお世話になったと思う家電メーカーについて聞くと、全体では「ソニー」が14.5%と最も多く、次いで「パナソニック(13.8%)」「東芝(10.7%)」「シャープ(9.7%)」と続いた。最もお世話になった電化製品のメーカーは、トップのパソコンでは「ソニー」が専業メーカーである「DELL」と並び13.8%でトップ。テレビについては「ソニー」と「パナソニック」がそれぞれ27.5%と、テレビコマーシャルでお馴染みの2大メーカーがトップに並んだ。
また、携帯電話ではワンセグを搭載したAQUOSケータイが人気の「シャープ」が29.7%で最も支持され、録画機器においては「東芝」が25.0%で「パナソニック」の28.6%に迫る健闘を見せた。市場では今年、多くの映像メーカーが「ブルーレイ」への一本化を表明したことにより、東芝のHD-DVD撤退が決定。事業を終息させると発表したが、ユーザーからは依然として高い評価を得ているようだ。
年代別では「ソニー」「パナソニック」がトップ2と大きな差は見られなかったが、男女別に見ると、男性では「ソニー」が14.7%でトップだったが、女性では「パナソニック」が16.5%で最も多く、男性の2位だった「東芝」(13.3%)が女性では7.4%で5位に沈むなど、やや違いが見られた。
調査はブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアが、同社の提供するサービス会員をパネラーとして行った。
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