The New York Timesによると、長期にわたりFacebookに投資しているベンチャーキャピタルであるAccel Partnersが新たに2つの投資基金を設立したという。資金は、合計10億ドルを上回る規模という。
2つの基金のうちの1つは、合計5億2500万ドル規模の基金で、欧州のベンチャー企業に投資するものだ。
だが、少なくとも技術関連のゴシップにとって興味深いのは、もう1つの4億8000万ドル規模の基金だ。これは、後期ベンチャー向けのファンドとなる。推測好きなブロガーの中には、このニュースから、AccelがFacebookにさらなる投資を行うのではないかとうわさするものもある。
Accelが最初にFacebookに投資したのは2005年のことで、同社パートナーのJim Breyer氏はFacebookの取締役に就任している。このところの景気後退から、ソーシャルネットワークへの広告支出にも影響が出ており、Facebookはこれまで急成長させてきた売り上げのペースを維持できるのかと懸念する声も一部から出ている。また、Facebookが今回の不況に備えているのかというもっともな疑問もある。
Facebookは、今後数年間は利益性よりも拡大へ注力することが重要であると繰り返し主張していることを考えると、より多くの資金を調達することは明らかな解決法となるだろう。
Facebookの創業者であるMark Zuckerberg氏は先日、最高財務責任者(CFO)を務めるGideon Yu氏(元YouTubeの幹部)がベンチャーキャピタルからの資金を集めようと試みていることを認めている。
Accelは、Facebookのほか、Glam MediaやMetacafe、Etsy、BitTorrent、Trulia、Wetpaintなどのベンチャー企業に投資している。だが、当然のことだが、同社が現在最も注力しているのはFacebookである。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」