日本通信は11月、2009年3月期9月中間業績計画の大幅下方修正を発表している。当初、6000万円程度を想定していた連結経常赤字が、7億4600万円に拡大する見込みだと発表した。期初、通期業績計画について連結経常損益で5億9900万円の黒字浮上を計画していた。しかし、この中間期業績計画の下方修正時に、改めて業績計画を非開示に変更すると発表している。
先端的なビジネスを展開する一方で、業績面には不透明感が強まっている。かつても新興市場には技術力やビジネスモデルを高く評価されながら経営が行き詰まり、経営破たんや上場廃止に至った企業が少なくない。日本通信も財務面は決して盤石ではなく、そのリスクも意識される。
今後、株価の人気継続、上昇トレンド入りには業績面で成果を上げていく必要がある。足元でも人気は続いていることは、市場参加者の期待の高さの表れでもある。通信業界の改革者は本物なのか、市場関係者は熱い視線を送っている。
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