モバイルコンテンツやモバイルサービスの利用動向についても調査している。モバゲータウンやmixi、GREEなど携帯電話におけるソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の利用率は、前年の14.8%から19.0%へと伸びた。利用率が最も高いのは、10代女性の42.2%。20代男性、20代女性が35.2%と次いで多い。
PCとの併用状況では、「PCでの利用が多い」と答えた割合が前年の57.1%から12.1ポイント減少し45.0%になった。一方で、「携帯電話での利用が多いが、PCでも利用している」と答えた人は前年の10.1%から10.9ポイント増えて21.0%となった。なお、36.7%は携帯電話での利用が中心としている。
携帯電話で動画を視聴している割合は29.6%で、前年の25.1%から4.5ポイント増えた。ただし、「有料のものを視聴している」と答えたのはわずか2.1%だった。性年代別では、10代女性が52.8%、10代男性が49.7%で、年代が上がるにつれて利用率は低くなっている。
ポータルサイトの画面をカスタマイズできる着せ替え機能の利用状況については、「有料のものを利用している」とした人が6.0%、「無料のもののみ利用している」という人が23.4%いた。
スマートフォン利用者を対象にした調査では、使用機種ランキングに大きな変化がみられた。1位は前年同様「Advanced W-ZERO3[es]」(26.8%)だったが、2位には7月に発売された「iPhone 3G」(23.7%)が入った。「WILLCOM 03」は8.3%で4 位、「EMONSTER」が6.5%で5位に登場している。
スマートフォンの購入の際に魅力を感じていた機能として、「キーボード」と答えた人の割合は前年の61.7%から50.6%へと減少した。一方で「タッチパネル」を挙げた人が前年の41.8%から43.7%へと増えている。機能以外で重視した点として、「デザイン」を挙げた人が61.8%、「ブランド」とした人が17.6%いた。MCFでは「iPhone 3Gの登場は、スマートフォン市場全体の拡大にはまだつながっていないものの、商品の選択には大きな影響を与えている」と分析している。
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