月商210億円のドコモが語る、有料モバイルコンテンツの現在 - (page 3)

永井美智子(編集部)2008年11月28日 22時58分

リアルとモバイルの連動で市場を広げる

 モバイルコンテンツ市場の更なる拡大のために、ドコモが注目しているのがモバイルと異業種との連携だ。例えば通信販売のニッセンと「顔ちぇき!」を運営するジェイマジックは、ユーザーの顔写真を送るとそのイメージに合った香水を教えるというキャンペーンを共同で展開した。その結果、2週間で80万アクセスがあり、販売数はキャンペーン前の3.4倍にまで伸びた。原田氏は「遊び心のあるキャンペーンが、購入のきっかけを与えた」と評価した。

 ドコモは2008年冬モデルから、「iコンシェル」という機能を新たに搭載した。これはユーザーの予定表に映画の予定やレンタルDVDの返却日、好きなアーティストのライブ情報などを自動登録したり、ユーザーが住む地域の天気や鉄道の運行情報などを知らせたりするもの。

 「リアルビジネスが、デジタルサービスをうまく使うことで双方が売り上げを伸ばし、市場を拡大していけるのではないか」と話し、携帯電話の利用シーンを広げることでさらなる市場拡大を図る考えを示した。

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