北海道警生活経済課と札幌方面手稲署は、インターネットオークションサイト「Yahoo!オークション」を悪用し、違法コピーしたコンピュータソフトを販売していた東京都世田谷区の会社員男性(46歳)を著作権法違反の疑いで11月18日に逮捕した。社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)が11月20日に明らかにした。
この男性は、2006年頃から海賊版コンピュータソフトをYahoo!オークションで販売しはじめ、オークションを運営するヤフーからたびたびIDを停止されるなどの処分を受けていたが、一定期間使用したYahoo! JAPAN IDを自ら停止するなどして次々に新しいIDを取得。逮捕されるまでに200以上のIDを取得して違法販売を繰り返していた。
1月26日頃から4月19日頃までの約3カ月間にも、マイクロソフトの「Microsoft Office Professional 2003」の海賊版を1本2100円から3300円で札幌市の男性などに販売。北海道警の捜査員がサイバーパトロールでこの男性の出品を発見し、ACCSを通じて著作権者であるマイクロソフトに連絡した。男性が使用していた6つのIDについては、一般のインターネットユーザーからACCSに数件の情報が寄せられていたという。
なお、この男性は海賊版を作成するためのマスターソフトを海賊版販売サイト「ジャパネットおかま」から購入していたと供述している。ジャパネットおかまは6月5日に山形県警村山署などに逮捕された男性らが運営していた海賊版販売サイトで、このサイトをマスターの入手元とした海賊版販売は6月9日に岩手県警などが逮捕した事件に続いて2件目となる。
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