低価格ミニノートに6割が購入意欲

アイシェア rTYPE リサーチ2008年11月21日 11時08分

 低価格、小型・軽量の「ミニノートパソコン」市場が活気を呈している。主な機能をインターネットやメールに絞り込み、価格帯を抑えた「ネットブック」の登場で、さらに注目の度合いを高めているようだが、ネットユーザーはどの程度関心をもっているのだろうか。

 2008年9月上旬の関心度調査に続き購入意向についての調査を実施し、20代から40代を中心とするネットユーザー449名の回答を集計した。

 ミニノートパソコンについては、全体の55.5%が「スペックや価格などを調べたことがある」と回答。その53.8%は「ネットで」と答え、「店舗でもネットでも」が34.5%、「店舗で」が11.6%。30代では40%ほどが「店舗でもネットでも」と答えており、他の年代に比べ積極的にミニノートパソコンを調べている様子が伺えた。

 ヒューレットパッカード社がミニノートパソコンの価格を1万円以上値下げしたことを伝え、「今後ミニノートパソコンの価格はどうなると思うか」聞いたところ、「もっと安くなると思う」「ちょっとだけ安くなると思う」と回答した人がそれぞれ38.5%にのぼり、全体の約8割が「今後まだ安くなる」と考えていた。

 購入意向を尋ねると、「もっと安くなれば購入する」が32.5%、「もっと高性能になれば購入する」が19.8%、「購入を検討中」が6.9%で、全体の59.2%が購入意向を示していた。

 年代別に見ると、30代、40代では34%ほどが「もっと安くなれば購入する」と答えたのに対し、20代では「もっと高性能になれば購入する」が 26.6%と「もっと安くなれば購入する」の23.4%をやや上回っており、30代、40代に比べ、性能重視の傾向にあることが伺えた。その一方、20代は43.8%が「ミニノートパソコンに興味は無い」と答えており、30代、40代に比べ多かった点も興味深い。

 ミニノートパソコンを購入する際、価格が同じなら店舗とネット通販のどちらで購入したいか聞くと、63.3%が「店舗」、「ネット通販」が36.7%。女性や、上の年代ほど「店舗」の比率が高く、男性や20代では「ネット通販」派も半数近くを占めた。

 調査はブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアが、同社の提供するサービス会員をパネラーとして行った。

画像名

過去調査:5万円未満のノート型パソコンに関心集まる。そのポイントは?(2008年9月25日)

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