外国為替証拠金取引の情報比較サイト「ALL外為比較」を運営するSBIホールディングスは、30代を対象に「外国為替証拠金取引(以下、FXトレード)」についてインターネットを利用した調査を行った。(調査・配信協力:株式会社アイシェア)
100年に一度の金融危機。乱高下が続く為替市場。それでもFXトレードに関心を持つ個人投資家が増えているという。今回はFXトレードについて、30代のネットユーザーに調査を実施、男女887名の回答を集計した。
FX経験者を除く698名に、「FXが何かを知っていますか?」と聞いたところ、53.4%が「知っている」と回答した。30代は半数以上がFXに対して何かしらの知識を持っているようだ。また、難しいとされているFXトレードの専門用語の認知度について、「くりっく365」は23.9%、「スワップポイント」は29.7%と低かったが、「スプレッド」の認知度は50.5%と高い認知度を示した。
次にFXトレード経験者、またFXに関心を持っている人189名に「FXをやってみたいと思った時に参考にした情報源」を聞いたところ、1位は「FX専門用語解説サイト」、極差で「FXサービス比較サイト」、3位は「専門誌」となった。
いわゆる入門マニュアルとなる専門サイトや専門誌だが、「比較サイト」では何が重要視されるか利用者に聞いたところ、1位は「サイトの見やすさ(78.9%)」、2位に「比較項目数(57.9%)」、3位は「掲載会社数(54.4%)」と続いた。情報量だけでなく、調べやすさも重要視されているようだ。
では、そもそもFXを始めた理由は何が多いのか。最も多い理由は「知人のすすめ」で31.5%、次いで「株トレード経験から(29.6%)」「ネット広告(20.4%)」となった。なおこれら経験者は「現役」が72.2%と継続率の高さが伺えた。
金融危機のなかでも2008年10月、公設取引所である「東京金融取引所」のデータによると取引量(枚数)は過去最高値を記録したという。個人投資家全般において、現在の環境は投資をするチャンスと思う人が増え、関心を高めているのは間違いないようだ。
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