Microsoft最高経営責任者(CEO)のSteve Ballmer氏は先週オーストラリアのシドニーで、次期米大統領であるBarack Obama氏の指導力に対する信頼を表した。
米大統領選挙における共和党候補John McCain氏に対するObama氏の勝利は、米国の技術および情報通信業界にとって有益であると期待するテクノロジ業界幹部らに広く歓迎されている。
Ballmer氏はオーストラリア放送協会の番組「Lateline」で、Obama氏の勝利はいかにして米国の実業界を支援することになるかという質問に対して、「われわれの制度や選挙過程に多大な信頼を置いている。Obama次期大統領は、一連の困難な経済問題があることを理解していると思うし、わたしはObama氏の指導力を信頼している」と述べた。
このLatelineのインタビューの全文はこちらに掲載されている。放送時の動画も閲覧することができる。
Ballmer氏は、世界規模の経済危機がIT業界に影響を与えているのは明らかだと述べた。資本支出全体の50%はIT支出であり、PCはたいていの人が購入する家庭製品としては高額品の1つである。
「楽観的な前向きの気持ちをある程度取り戻すことが、われわれのいま最も必要としていることだ」(Ballmer氏)
Ballmer氏は、「わたしは、ある程度、否定的な考えが否定的な考えを呼んでいると実際に考えている。少なくとも、自国である米国を信頼している。大統領選挙が終わり、おそらくわれわれは前向きな心理状態の輪に入ることができるだろう」と付け加えた。
オーストラリアが高速ブロードバンドを導入する必要性、またコンピューティングの将来と進行中の「Windows 7」や「Windows Azure」など新しいMicrosoft製品に関して、Ballmer氏はインタビューの中で、主に先週シドニーを訪れてからこれまでに行われた発言を繰り返していたようである。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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