携帯電話大手のNokiaは、業績不振を受け、約600人が影響を受ける再編計画を発表した。
Nokiaは現地時間11月4日に声明を発表し、同社は、営業およびサービス部門を再編する計画で、これにより約450人が影響を受ける見込みだ。さらに、研究開発部門では、「絞り込んだより有力な研究分野へのフォーカスを強化」する、とNokiaは述べ、Nokia Research Centerの約130人が影響を受けると話している。同社はまた、世界規模のプロセスオペレーションにおいても「人員調整」を行い、約35人が影響を受ける方針だ。
Nokiaはまた、フィンランドのトゥルクにある工場を閉鎖し、同工場に勤務する約200人の社員をフィンランドにあるサロ工場に異動する。工場の閉鎖は2009年1月末に、人員変更は2009年1月初めに実施される予定。
Nokiaの関係者は4日、ZDNet UKに対し、「一定数の人員削減がありうる」と述べたが、再編成の対象となる全員が確実に解雇される可能性は否定した。影響を受ける可能性がある従業員との協議が進んでいる。
Nokiaの人事担当シニアバイスプレジデントであるJuha Akras氏は声明で、「本日発表した再編成は、Nokiaの継続的なリニューアルの一環である。顧客との関係を密にし、ビジネス上の重要な優先事項に取り組めるようにすることが重要だ。われわれはまた、できるだけ多くの社員がNokia社内で代わりとなる仕事を見つけることも目標にしている」と述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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