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40〜60代がケータイで困っていること--パナソニックがユーザーの本音を直撃

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 パナソニック モバイルコミュニケーションズは8月3日から10月26日までの間、40代から60代の男女14名に「P706ie」をモニターとして利用してもらう「P706ie体験プロジェクト」を実施した。最終日となる10月26日には、モニター参加者がP706ie開発者と意見交換する「アフターミーティング」を開催した。

 モニターは、約6万5000人のシニア会員を持つソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「Slownet」において募集した。

 パナソニックにとって、使いやすさにこだわったieシリーズは初のチャレンジとなる分野だ。キーの間隔や音声の聞き取りやすさなどに注意して開発したが、本当にそれが使いやすいのか。アフターミーティングは、実際にターゲットとしているユーザーに直接意見を聞ける貴重な機会とパナソニック モバイルコミュニケーションズ 広報室室長の岩切正哉氏は話す。

 実際、想定していなかった意見も聞けたようだ。例えば、パナソニック端末の特徴の1つとなっているワンプッシュオープン機能。これは折りたたみ端末のヒンジの部分にあるボタンを押すと、簡単に端末を開けるというものだが、シニア層には握力が低い人もいて、液晶部が勢いよく開くことでそのまま携帯電話を落とすことがあるという。

 P706ieの開発者が直接参加者から意見を聞く時間では、カメラ機能に関する不満が語られた。写真を撮影しようとすると指が映ってしまうといい、カメラとシャッターの配置の問題から、指がカメラの前を横切りやすいのだという。また、ストラップの取り付け場所も問題で、急なカメラ操作をしたときに、ストラップがカメラの前を横切りやすいとのことだ。このほか、シャッターが数字キー側にあるため、シャッターを押したとたん携帯電話自体が前に動いてピントがずれてしまうという意見もあった。

 パナソニック モバイルコミュニケーションズ 技術グループ プロダクトマネージャの大北英登氏は、インターフェースや文字のサイズなどこの端末に込めた商品の特徴はユーザーに伝わっていると実感でき、方向性は間違っていなかったとした上で、今回聞いた意見を分析して次期製品に生かしたいとした。

パナソニック モバイルコミュニケーションズ 技術グループ プロダクトマネージャの大北英登氏 参加者からの質問に直接答えるパナソニック モバイルコミュニケーションズ 技術グループ プロダクトマネージャの大北英登氏

 アフターミーティングではこのほか、携帯電話ジャーナリストの法林岳之氏が「携帯電話の使いこなし方」と題した講座を実施し、P706ieをもっと楽しく使う方法として、携帯電話からブログに投稿することなどを紹介した。

法林岳之氏 P706ieのさまざまな使い方を提案する法林岳之氏

 法林氏は、最近のブログサイトは、ほとんどが携帯電話からの投稿に対応しているとして、たとえば写真を撮影してメールに添付して送ればブログのサイトに投稿できると話す。ただ、プライバシーの問題に配慮する、刺激的な発言を控えるなどの注意が必要とした。そして最後に、分からないことがあれば携帯電話事業者のショップに相談し、自分なりのいろいろな活用法にチャレンジすることで、もっと携帯電話を楽しんで使ってくださいとエールを送った。

 最後に、今回のP706ie体験プロジェクト内で募集していた「携帯電話新機能コンテスト」の優秀賞が発表された。「鍵の代わりになる機能」「携帯電話を探せるリモコン」「GPSを利用したモード自動変換」「体調を計測する機能」「自動巻き時計のように充電できる機能」の5つのアイデアがノミネートされ、優秀賞をハンドルネーム「ブースカ21」さんの「GPSを利用したモード自動変換」が受賞した。このアイデアは、帰宅、出社、電車への乗車、車のドライブなど、さまざまなユーザーの状況をGPSなどの情報から携帯電話が自動的に把握し、最適なモードに自動変更するというもの。パナソニック モバイルコミュニケーションズでは、実現できるかどうかは分からないとしながら、搭載に向け検討するとした。

 普段は905iシリーズを使っているというある参加者は、他の人と携帯電話について話をすることがなかったが、このような体験会があることで話ができたと感想を述べた。また、シニア向け端末は、機能が少ないため使う気がしなかったが、P706ieなら薄く機能も多いため、使ってみたいとの意見だった。また、N901iSを使っているという別の参加者は、この会に参加することでマニュアルを読むようになったとし、それまで電話やメール、カメラぐらいしか使っていなかったが、普段使わない機能も使ってみたとのこと。携帯電話の進化を実感したようだった。

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