2008年第3四半期の世界市場でのPC出荷台数は、予想をわずかに下回ったものの、前年同期を15.8%上回った。
市場調査会社IDCが米国時間10月15日に発表したリポート「Worldwide Quarterly PC Tracker」によれば、2008年第3四半期の世界PC出荷台数は8000万台超に達したという。Netbookの人気は、今後も困難が続きそうなPC業界にとって助けとなったようだ。第3四半期中、PC購入予算には減少傾向が見られた。IDCは不況の発信源となった米国では、この傾向が今後も続くと述べた。
IDCのPCアナリストDoug Bell氏は「現在の米国経済の苦境は、ホリデーシーズン中の消費者や企業のPC支出にさらなる影響を及ぼすと、IDCは予想する」と述べる。
そんな中、販売が堅調なのがAcer。同社は第3四半期に1000万台のPCを出荷し、市場より5倍の伸びを示した。同社はNetbookを米国に広めるうえで一役買ったほか、EMEA(欧州、中東、アフリカ)地域で数字を伸ばした。
世界の金融不安が続けば、多くの買い手が低価格という文句に引かれてNetbookに関心を示し始める可能性がある。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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