Googleは米国時間10月7日夜、最新の広告プログラム「AdSense for Games」のベータをローンチした。検索大手のGoogleにとってはビデオゲーム市場への参入となり、2007年2月に2300万ドルで買収した「AdScape Media」で何を計画しているのかという疑問への答えとなる。
AdSense for Gamesでシニア製品マネージャーを務めるChristian Oestlien氏によると、同プログラムのベータローンチは、Flashベースのカジュアルゲームやいくつかの大型タイトルのゲームに対するさまざまな形式の広告配信に注力するという。
Googleはまず、PlayFish、Mochi Media、Demand Media、コナミなどのパートナーと協業する予定だとOestlien氏は話している。
Oestlien氏によると、コナミはAdSense for Gamesを利用して、「Frogger」「Dance Dance Revolution」などよく知られたタイトルでも広告を配信するという。
同プログラムに参加する最初の広告主は、eSurance、Sprint、Sony Pictures Entertainmentなどである。
もちろん、ゲーム内広告分野では、MicrosoftのMassive、DoubleFusion、IGAなどの企業が展開している。
DoubleFusionの最高経営責任者(CEO)であるJonathan Epstein氏は、「(Googleが)ついにこの分野に参加することで、この分野は世界最大級のメディア企業が関心を持つ分野ということが明らかになった。膨大な額の金銭的可能性がない限り、Googleは参入しないはずだ」と述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果