米上院、ネットラジオ局の楽曲利用で法案を可決--著作権料値下げ交渉の継続が可能に

文:Greg Sandoval(CNET News.com)
翻訳校正:ラテックス・インターナショナル、編集部
2008年10月02日 16時43分

 米上院は米国時間9月30日、インターネットラジオ局がウェブ上で流す楽曲の著作権使用料の引き下げを引き続き交渉できるようにする法案「Webcaster Settlement Act」を可決した。

 インターネットラジオ局で、音楽発見エンジンとしても知られるPandoraの創設者であるTim Westergren氏は、「今はほっとしており、楽観的な気持ちだ。リスナーに感謝している」と述べた。

 Westergren氏は法案の制定を支持し、最も積極的に発言していた。この法案により、ウェブ放送局は音楽業界との著作権使用料の引き下げを引き続き交渉できる。ウェブ放送局各社は、現在の使用料は高すぎるため誰も利益を得られないと述べている。ウェブ放送局と音楽業界の両者が法定のライセンスを必要としているため、連邦議会の承認が必要となる。そして、これにより、すべてのウェブ放送局は交渉で合意した使用料の支払に従うことになる。

 この法律は、大きな権力を持つ全米放送協会による反対を受けた後、下院では否決されそうになっていた。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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