日立、H.264SVCを採用した次世代ビジュアルコミュニケーションシステム

 日立コミュニケーションテクノロジーは10月1日、IPビジュアルコミュニケーションシステム「NetCS series」に「NetCS-HD」を発売した。画質はハイビジョン対応で、IPテレフォニーシステムと融合、連携することができる。2009年度第1四半期より、ASPによる多地点接続サービスも予定している。

 IPビジュアルコミュニケーションシステムとはIP網でテレビ電話を実現するシステム。今回発表されたNetCS-HDは、最新コーデック「H.264SVC(Scalable Video Codec)」を採用することで、映像乱れや音途切れによる会議進行の中断をなくし、常に高品質なコミュニケーションを提供するという。

 接続には、独自のビデオサーバを利用することで、従来のテレビ会議では実現できなかった低遅延時間で映像、音声を送受信できるとのことだ。

 また、IPテレフォニーシステムとの融合により、内線/外線電話からの音声参加や自席PCのソフトフォンからテレビ会議へ参加できるなど、時間や場所の制約を受けない。最大200端末までの同時接続が可能で、多事業所・多店舗企業での全拠点接続や自席PCから受講する社内教育、製品説明会などに利用できる。

 さらに、他社製テレビ会議端末との接続互換性もあり、現在の設備を活用しながら大規模なシステム構築を実現することも可能だ。従来のASPサービスのようにあらかじめシステムを予約する必要がないため、会議を即時に、複数同時開催できる。

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