ウィルコムは10月1日より、電子カルテを活用した医療サービス「ポケットカルテ」(http://pocketkarte.net)の正式無料サービスを開始すると発表した。
ポケットカルテは、特定健診・保健指導データにも対応した個人向け健康情報管理サービスで、特定非営利活動法人日本サスティナブル・コミュニティ・センターの情報化プロジェクト「どこカル.ネット」、アピウス、メディカルコミュニケーションと共同で開発したもの。6月1日より試験サービスを実施していた。
ユーザー登録、カルテの閲覧などは、ブラウザ機能を搭載したウィルコム製PHS電話機から行う。また、インターネットに接続可能な携帯電話であれば、他の携帯電話キャリアを利用するユーザーの登録も可能という。
今後は、2008年内にも薬の服用管理をモバイルでできる「お薬手帳」機能のモバイル対応、薬の外観から検索して、効能や飲み合わせ情報を確認できる検索機能に対応。2009年3月には、全国200以上の医療機関で導入されている電子カルテシステム「エクリュ」に、診療情報の標準形式(HL7 CDA R2)で出力する機能を追加する予定だ。これにより、ポケットカルテを通じてウェブアプリケーション上でユーザーが個々に診療情報を管理できるようになる。
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