IBMは、仮想ストレージ環境を最適化する製品を発表した。同社によると、仮想ストレージのコスト削減につながる製品であるという。
米国時間9月16日にリリースされた「IBM Virtual Storage Optimizer(VSO)」は、IBMのクラウドコンピューティングリモートアクセスサービスである「IBM Virtual Infrastructure Access(VIA)」と連携するように設計されている。同製品は、IBM Researchが開発したアルゴリズムをベースとしている。
VSOは、学校、官公庁、金融機関をターゲットとし、仮想イメージ用に必要となる物理ストレージを削減することを目的に設計されている。IBMは16日の声明で、VSOによって新しい仮想マシンを迅速に構築することも可能になると述べている。
ゲインズビル州立大学のコンピュータおよびネットワークサポートスペシャリストであるLance Hundt氏は、「完全にカスタマイズされた多数のデスクトップを数時間ではなく数分で構築することができる」と述べた。「われわれの仮想環境では、約80%ストレージを削減することができた」(Hundt氏)
IBMは16日、同製品は、VMwareの「Virtual Desktop Infrastructure」とも連動するように設計されていると述べた。
本記事執筆時点で英国における価格は明らかではなかった。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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