「Windows 7」のパブリックテスト版のリリースまでに、まだ少なくとも1カ月はかかるものの、いくつかのWindowsのファンサイトの情報では、Microsoftは、大きな節目となる社内マイルストーンの段階まで到達したようだ。
複数サイトが報じたところでは、Microsoftは、Windows 7のビルドを、社内および外部の複数キーパートナーに向けて配布し、「Milestone 3(M3)」ステージに達したという。Microsoftの関係者は、「Engineering Windows 7」公式ブログ上で明らかにされている点以外に、この件に関してコメントを出すことを拒んでいる。
ZDNetのMary Jo Foley氏は、ある情報筋の助けを得て、Windows 7の最新ビルドを目にする機会に恵まれたと語っている。Foley氏は、短い利用時間ではあったものの、Windows 7が非常に安定しており、「Windows Vista」からの飛躍的な変更点は、あまりないように感じたと指摘している。
一方でFoley氏は、Windows 7に搭載されるプログラムである「Paint」および「WordPad」では、「Office 2007」で採用された「リボン」に似たユーザーインターフェースが用いられていることも明らかにした。
Stephen Chapman氏は、自身の「UX Evangelist」サイト上で、新しいPaintプログラムのものと思われるスクリーンショットを掲載した。
このすべてが何を意味するのかに関して、Foley氏は、おそらく今回が、10月後半に開催予定のProfessional Developers Conference(PDC)で期待される、ある種のパブリックプレビュー版のリリースを前にした、最後の主な社内マイルストーンになると分析している。ベータ1版は、年内にも提供される可能性があると、Foley氏は語る。
Windows 7の最終的な製品版の出荷時期をめぐっては、かなりの推測が飛び交う事態となっている。Microsoftの最高経営責任者(CEO)であるSteve Ballmer氏は、2009年後半にリリースしたいとの希望を口にしたことがあるが、最近注目されているうわさの中には、Microsoftが2009年6月という早い時期に、リリースを目指しているかもしれないといった内容も含まれている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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