まず、アルバイトは携帯電話から各自の希望するシフトを申請する。次に、店舗オーナーがPCサイトにアクセス。各アルバイトの申請したシフトを確認し、各日時ごとにアルバイトの数を調整する。シフトの調整後、アルバイトは携帯電話から決定したシフトを確認できるという具合だ。
オーナー用のPCサイトでは、日時や部署ごとに必要なアルバイトの人数を指定することが可能。事前に人数を設定することで、アルバイトの申請数が多い場合は赤色、少ない場合は黄色、適正なときは緑色でシフトが表示される。人数に過不足がある場合は、マウスカーソルでシフト表をクリックすれば変更が可能だ。さらに日別、月別のシフト表をPDF化して印刷することもできる。ワイアードでは「試験導入した飲食店では、シフト作成の作業時間が10分の1になったところもある」と説明する。
提供はSaaS形式となる。利用料金や利用環境の詳細などは以下のとおり。
同社ではまず、アルバイトを多用する飲食業界をメインターゲットにして販売を進める予定。今後はアルバイトの総労働時間表示機能や、シフト申請のリマインドメール送信機能などの追加を検討している。
ワイヤードは2006年10月3日の設立。代表取締役CEOの石原明彦氏は起業のきっかけについて「ウェブ広告の世界を経験し、『(ITリテラシーの低い)オカンでも使えるサービスを作りたい』と考え起業した」と説明する。
その後SaaSモデルのサービスを模索していくなかでシフト管理サービスの開発にたどり着き、CiFTRの開発に着手。2008年6月には独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の中小企業経営革新ベンチャー支援事業に採択されている。
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