グーグル創立10周年--企業幹部が予想する第2の「グーグル的」テクノロジ

文:Stefanie Olsen(CNET News.com)
翻訳校正:ラテックス・インターナショナル
2008年09月08日 15時44分
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 企業の創立記念日などすぐに忘れがちだが、Googleはほかの大多数の企業よりもスターとしての力を持っている。Googleは1998年9月7日、共同設立者のLarry Page氏とSergey Brin氏がまだガレージで作業していたときに、正式に会社として設立された。

 10周年を祝して、Nature誌は、10年後にGoogleと同じように世界に影響を及ぼす可能性のある新技術を研究者や評論家に尋ねた。結局のところ、Googleは10年間で、数台のサーバを借りて運営している企業から、巨大なデータセンターのネットワークを運営し、地図を地元の小売店に提供するだけでなく、科学者の自然に対する理解に大きな影響を及ぼす可能性のある企業に成長した。

 Nature誌によれば、研究者、評論家の予想の共通のテーマは、「物質世界と情報世界」の統合だという。回答の一例は以下の通り。

 Googleのエンジニアリング担当ディレクター、Sam Schillace氏:より優れたブラウザ(おかしなことだが、Googleは自社のブラウザ「Chrome」を発表したばかりだった)。

 「次世代のブラウザでは(中略)、コミュニケーションとコラボレーションの透明性が高まり、自分が本当にしたいことに集中できるようになる。つまり、相手方とつながって一緒に仕事をこなしていくということだ。ウェブはほかの人たちとやりとりするための超伝導体になり、働き方を大きく変えるだろう」

 Microsoftの主任研究者、Bill Buxton氏:電子ペーパー。

 「20世紀の通信技術の歴史から、次の10年間に影響を及ぼすものが何であれ、今から10年前にすでに存在していることがわかる」(10年前にGoogleを可能にしたコンポーネントは、Googleのさらに10年前、ウェブ創造期からすでに存在していた)

 「1つの有力な候補は、紙と同じように周辺光で見やすく、ほとんど電力を消費しないディスプレイである電子ペーパーだ。10年前、『E Ink』で登場した電子ペーパーは現在、Amazonの『Kindle』などのデバイスに見ることができる」

 DNA新興企業である23andMeの役員で投資家のEsther Dyson氏(23andMeはGoogleの共同設立者であるBrin氏の妻が共同設立):遺伝子情報のマイニング。

 「誰もが何らかの理由で死ぬ。遺伝子が最も可能性のある死亡原因のヒントを与えてくれるだろう。しかし、正確に、あるいは確実に予測はできないし、その時期を知ることもできない。サッカーやギャンブルに関連する統計データの理解度には驚かされてばかりだが、それと同じように、遺伝学の相関関係と因果関係の違いを理解できるようになる望みはある」

 イギリスに拠点を置くFuturizonグループの未来派、Ian Pearson氏:ビデオバイザー。

 「インターネットでできることと現実の世界でできることをひとつにすることができるテクノロジが強く求められている。わたしの頭に浮かぶテクノロジの1つが、コンピュータの画像を実際の周囲に重ね合わせることができるビデオバイザーだ」

 最後に、想像の域を超えるような予想を紹介しよう。

 ピエール・マリー・キュリー大学の工学教授、Vincent Hayward氏:携帯電話などに使われる、触覚、つまり触感のあるコンピュータインターフェース。

 「乾いた平らな画面で、毛皮やぬれた感じをシミュレートできるようになる」

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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