この事態を招くのに、それほど長くはかからなかった。多くの人々が、オープンソースの「OpenClip」により、iPhoneでコピー&ペースト機能が実現することへの期待を抱き始めたのに、すぐさまAppleは、「iPhone 2.1」ファームウェアアップデートで、OpenClipをシャットダウンする手法を編み出した。
もちろん、OpenClipそのものはオープンソースであり、おそらくは進取の気性に富む開発者たちが、2.1ファームウェアを回避する手法を見出すことであろう。または、こんなことが本当であれば驚きだが、多くのユーザーのリクエストに応えて、実はAppleが、コピー&ペースト機能の搭載を決定することになるかもしれない。
しかしながら、コミュニティーでさえやはりAppleには従うしかないのだ。Larry Lessig氏の言葉を借りれば、コードこそが法であり、iPhoneのコードは、Appleが管理しているのである。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」