待望の「BlackBerry Bold(BlackBerry 9000)」が現地時間8月21日、カナダのRogers Wirelessで発売され、北米地域でのデビューを飾った。
BlackBerry Boldは、「BlackBerry Curve」モデルの高機能版。BlackBerry Curveは米国の主要携帯電話事業者4社で販売されており、人気機種となっている。BlackBerry Boldは、BlackBerry Curveよりも画面解像度が向上しており、より多くのメモリを搭載している。同機種はまた、Wi-Fi機能と3Gネットワークに対応している。GSM方式のBlackBerry Curveは、3Gネットワークに対応していない。米国でBlackBerry Curveを提供しているAT&TやT-Mobileと同様、RogersもGSMネットワークを提供する携帯電話事業者である。
しかし、こうした新しい機能は、消費者にとって高くつくことになるだろう。そして、Research in Motion(RIM)が呼び込みたいと望んでいる消費者顧客にとって、BlackBerry Boldは手を出しづらくなる可能性もある。Rogersは、同機種を3年契約の音声とデータプランをつけて約400ドルで販売する予定。
多くの人が、BlackBerry BoldとAppleの「iPhone 3G」を比較し、同機種をRIMのiPhoneキラーと呼ぶ者までいる。BlackBerry Boldは、改善されたフルHTML対応ウェブブラウザが搭載され、動画閲覧向けに画面解像度が改良されているが、タッチスクリーン機能は搭載されていない。これまでのBlackBerryモデルと同様、同機種には標準的なQWERTYキーバッドとナビゲーション用にBlackBerryの特別なトラックボールが備わっている。
とはいえ、BlackBerryの真のiPhoneキラーは「BlackBerry Thunder」だろう。同機種にはタッチスクリーン機能が搭載されるという。BlackBerry Thunderは年内にリリースされる見込みとなっている。
BlackBerry Boldは、ドイツ、オーストリア、トルコ、チリ、エクアドルを含めたそのほかの地域で手に入れることができる。しかし、Rogersは同機種を取り扱う、北米で初めての携帯電話事業者である。同機種は米国では9月に発売される予定。BlackBerry BoldのCDMA対応も予想されている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス