ソニーは8月21日、プロジェクター用光源として最適な、短波長、高出力の赤色半導体レーザーアレイの開発に成功したと発表した。
新開発の赤色半導体レーザーは、ソニーが従来より開発している波長645nmより、短波長なことが特徴。これにより、視感度が高くなり、従来比約1.6倍の輝度の赤色レーザー光源が可能になったという。
レーザーには2.5cm程度の小型ヒートシンク構造を用い、プロジェクター等の光源として利用しやすい7.2Wの高出力光源を実現。自己発熱が小さく、動作温度25度で23%のエネルギー変換効率が可能であるため、冷却機構を小型化できるとしている。
この赤色レーザーは9月2日〜5日に中部大学にて開催される「2008年秋季 第69回応用物理学会学術講演会」で学会発表される予定だ。
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