このテクノロジへの取り組みにおけるIntelとYahooの同盟関係は結ばれるべくして結ばれたものである。両社は現在の各市場において力を持っているものの、巨大なコンシューマー家電市場にはそれほど食い込めていない。Intelはプロセッサ--今回のケースでは「Media Processor CE 3100」(開発コード名「Canmore」)を販売したいと考えており、Yahooはそのコンテンツ分野と広告分野で拡大を図りたいと考えている。
しかし、こういった取り組みが簡単ではないことは歴史が証明している。コンシューマー家電業界は、コンピューティング企業による、長年に渡るさまざまな「コンバージェンス」戦略を用いた市場への侵略に対して抵抗してきているのだ。
Intelが有利なのは、今日のPCで広く普及しているx86プロセッサファミリと互換性のあるソフトウェアとプログラミングツールが豊富に存在することだ。「今後数年間でPCアーキテクチャが家電製品にも採用され、非常に大きな価値がもたらされるようになると、われわれは見ている」(Barry氏)
このたびのデモでは、Intelプロセッサ搭載のシステムが使われたが、他のハードウェア上でもYahooの同技術は稼働するとBarry氏は述べる。また、プラットフォームに依存しない、HTMLやFlashなどの標準技術が用いられているため、開発者はウィジェットをハードウェアに対応させることについて悩まずに済むとBarry氏は付け加えた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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