Mozillaがメッセージング用のFirefox向け拡張機能「Snowl」のプロトタイプをリリースした。最終的には、電子メールやRSS、ソーシャルネットワーク、ウェブ上での議論などのコンピュータを介するコミュニケーションのすべてを追跡することができるようになるという。
Mozillaの開発者であるMyk Melez氏によると、Snowlは、重要度によるメッセージの優先順位付けができ、メッセージを探し出すための検索ベースのインターフェースを備えているという。
Melez氏は米国時間8月6日、「そのウェブブラウザは、あなたがオンラインディスカッションをフォローしたり参加したりするのに役立っているだろうか?Snowlの試みがこうした疑問に答えてくれる」とブログ投稿で述べている。
同プロジェクトにおける他の主要なアイデアとしては、タブ、ブックマーク、履歴などのウェブコンテンツナビゲーション用ブラウザ機能が、メッセージのナビゲーションに使えるという点がある。
最初のプロトタイプでは、RSS/AtomフィードとTwitterをサポートする。インターフェースは、3ペインの「list」ビューと気軽にブラウジングするための連続的な「river of news」ビューを備えている。
Melez氏は、Mozillaはこのプロジェクトに対するフィードバックを求め、このコンセプトに「見込み」があるかどうかユーザーから探り出すことに関心を寄せていると述べる。Snowlへの今後追加される可能性のあるものとしては、FacebookやAIM、Google Talkなどのさらなるメッセージソースのサポート、双方向の会話を可能にするためのメッセージ作成および送信用インターフェース、開発者がインスタントメッセージビューなどの新しい実験的なインターフェースの開発を容易にするAPIなどが挙げられる。
Melez氏は、Snowlの最初のプロトタイプを使用するユーザーに対して、「初期の実装には多くのバグが含まれており、今後のバージョンでは機能が変わったり、メッセージがすべて削除され、初めからやり直しになったりするような変更を含む予定」だと忠告している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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