「Firefox」の開発者は、8月に次のバージョンのベータ版を公開するという目標に向け、作業に取り組んでいる。
「MozillaWiki」に掲載された開発スケジュールによれば、Firefoxのプロジェクトチームは、新版の仕様を凍結(フリーズ)して、「Firefox 3.1」のベータテスト版を公開する目標期日を米国時間8月19日と定めたという。しかし、この開発スケジュールでは、8月19日という日付が見込みである旨も注記されている。
MozillaWiki掲載の機能一覧によれば、Firefox 3.1では、オープンソースのオーディオコーデック「Ogg Vorbis」およびビデオコーデック「Ogg Theora」に対するネイティブサポートが追加される見通しだ。また、新版ではこのほかに「HTML5」がサポートされるもようで、これによりFirefox 3.1では音声および動画のhtmlタグが機能するようになる。
開発者のChris Double氏は、自身のブログに次のように書いている。「バックエンドをメインのMozillaのソースコードに組み込む作業に取り組んできて、今回デフォルトで使用可能になった。今回初めて組み込んだが、これはまだ改良中だ。まだ実装していない箇所やバグなどもあり改善していかなければならない。しかしこれは、すべてのプラットフォームに共通のコーデックを使用する第一歩であり、3.1の正式リリースに向けて改善されていくだろう」
オープンソースブラウザであるFirefoxの正式版としては最新のものとなる「Firefox 3」は6月17日にリリースされ、リリース後わずか24時間で800万件以上のダウンロードを記録して、世界記録を樹立した。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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