HDE(小椋一宏社長)は7月30日、特定電子メール法下での運用に対応する機能を盛り込んだ、企業向けメール配信システムの最新版「HDE Customers Care 4.5」シリーズを、7月31日に発売すると発表した。
「HDE Customers Care」は、顧客の属性や趣味に合わせたパーソナライズドメールを、大量に高速で配信するためのメール配信システム。最新版では、改正後の特定電子メール法下における運用に最適な新機能を多数盛り込んだ。
特に、特定電子メール法では、メールを受け取ることを事前に承諾した相手のみに配信が許されるオプトイン方式が義務化されるので、新機能として、メルマガなどのメール配信サービス登録時に、システムから自動返信メールを申込者に送信し、ユニークURLクリックによる「本人確認」機能を搭載。また、システムの中に「メール配信承諾フラグ」を持ち、メール配信が許可されている相手にしかメールを配信できない機能も新たに搭載した。
そのほか、メールを受信するという同意証明をシステムで保持することが義務付けられることに対して、相手がメール配信サービスの登録を行った日時をシステムで管理する「メール配信同意記録保持」機能や、空メール送信やメール本文中に差し込まれるユニークURLクリックにより、相手が簡単にメール配信サービスから退会できる「メール配信解除」機能を搭載。最新のディストリビューション「Red Hat Enterprise Linux 5.2 for Intel x86」にも対応する。
価格は、1万人程度の小規模メール配信向けの「スタンダード版」が75万6000円から、携帯メール配信向けの「モバイル版」が180万6000円から、大規模および業務メール配信向けの「エンタープライズ版」が201万6000円から、地方自治体向けの「LG版」が100万8000円から。
HDE=http://www.hde.co.jp/
「HDE Customers Care 4.5」=http://www.hde.co.jp/cc/
「特定電子メール法」
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