たとえば、タレントの「田代まさし」氏やミュージシャンの「サザンオールスターズ」などの有名人の情報や関係性、ウェブでの評判を見ることができる。
SPYSEEでは、ユーザーが投稿できる情報は少ない。現状はタグ程度で、任意のタグを任意の人に付与することができる。逆にこのような仕組みだと炎上の課題は解決できるだろう。ユーザー参加型のサイトが多い中で、このような切り口は1つの可能性を示唆するものだ。
このタグを活用すると、いろいろな情報を取得することが可能だ。たとえば「ライブドア出身の有名人」を探したい時は「ライブドア」というタグで探せば一覧できる。著名ブロガーの「小飼弾」氏やゼロスタートコミュニケーションズ「伊地知晋一」氏、予告inの「矢野さとる」氏、同じく「ロケットスタートの古川健介」氏、「水波桂」氏などの面々を見ることができる。
他にもアルファブロガーというタグには20人以上が登録されている。また、経営者や東京大学など各種属性や職種での検索も興味深い。もちろんこれらは自動的に集められた情報のため、間違いがあるかもしれないが、1つの補助線とはなりえるだろう。
なおオーマの代表取締役は石田啓介氏。SPYSEEにおける「石田啓介」氏のページによると、1974年生まれの方で、過去には「JSAI2007: ネットワーク作る君: Webマイニングを用いたネットワーク自動抽出システム(pdf)」という論文も執筆されているようだ。SPYSEEの原型をここにみることができるかもしれない。
このように斬新な体験を提供するSPYSEE。従来より語られていた「セマンティック」の可能性をここで垣間見ることができるだろう。
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