インターネットイニシアティブ(IIJ)は7月17日、企業向けの統合メールセキュリティサービス「IIJセキュアMXサービス」に、送信ドメイン認証技術「DKIM(DomainKeys Identified Mail)」による迷惑メール対策機能を追加した。
DKIMは、送信ドメイン認証に利用される手法のひとつで、送信側がメールに付加した電子署名を受信側で照合することで、メールの正当性を検証し判別する技術。
今回追加された機能では、DKIMの仕組みに基づき、IIJのゲートウェイサーバで受信したメールが正当なものかどうかを判定し、判定結果をスコアとしてヘッダに記載する。ユーザーは、受信したメールに付加されたスコアに基づいて、メールソフトなどでフィルタリングできるようになる。
今後は、IIJセキュアMXサービスのゲートウェイサーバを介して送信されるメールに対して、DKIMの仕組みに基づいて署名を挿入する機能を追加するほか、現在インターネットに関する技術の標準化団体であるInternet Engineering Task Force(IETF)で標準化が進められているDKIMの拡張技術「DKIM ADSP」(DKIM Author Domain Signing Practice)の仕様が定まり次第、順次適用を開始するとしている。
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