「続きはウェブで」をより確実に--ヤフーと電通が新たな検索広告サービス開発

鳴海淳義(編集部)2008年07月17日 12時15分

 ヤフーと電通は7月17日、テレビCMと検索結果連動型バナー広告を一体化した広告サービス「Spot&Search」を開発したことを発表した。テレビCM内に表示された検索ワードをYahoo!検索で検索することで、検索結果画面上部に動画映像などを見ることができる仕組みだ。

 Spot&Searchで掲載できる広告の種類は、動画広告または通常のバナー広告。検索結果画面における表示位置は、検索連動型広告である「スポンサーサイト」よりもさらに上の部分で、ページの最上部だ。

 検索窓を表示して検索を促すテレビCMは、視聴者を企業のキャンペーンサイトへ誘導する方法として定番となっているが、このようなキャンペーンを成功させるには、検索キーワードや検索エンジン対策などをあらかじめ練っておく必要があった。

 それに対しSpot&Searchでは、視聴者がテレビCMに表示されたキーワードをYahoo!検索で検索すると、ダイレクトにCMに関連した動画広告が検索結果画面に表示されるため、確実に訴求したい商品や企業メッセージに触れさせることができるようになっている。検索結果画面に表示される動画広告は企業のキャンペーンサイトにリンクしており、ワンクリックで詳細情報にジャンプできる。

 このようなテレビ広告と特定の検索サービスを結びつけた試みは国内初だという。Spot&Searchの第1弾は日本ヒューレット・パッカードのCMで、7月19日から関東地区などでテレビCMが放映される。「HP」というキーワードで検索すると、7月18日からCMと連動したバナー広告が掲出される予定だ。

 ヤフーと電通は今後、Spot&Searchの本格導入に向けて、広告料金やキーワード選定の基準などを検証していくという。

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