任天堂が米国最大級のゲーム見本市「E3 Media & Business Summit 2008」でプレスカンファレンスを開催した。「Star Wars: The Clone Wars」「Rayman Raving Rabbids: TV Party」といったゲームタイトルが発表された一方で、任天堂ハードコアユーザーは取り残されてしまった感がある。任天堂は、Wii向けの「Wii Sports Resort」「Wii Music」のほかに自社ブランドのタイトルを明らかにしなかった。「光神話 パルテナの鏡」やゼルダ、マリオシリーズの新作に対してもまったく言及されなかった。会場にいた関係者は誰もが「ゲームの発表は?」と戸惑っていた。
任天堂はまた、システムストレージに関しても述べなかった。「WiiWare」が開始されて以来、ゲームのダウンロードやセーブに必要なスペースが不足するという問題がWiiユーザーに発生している。任天堂のプレスカンファレンスで発表されるだろうと考えられていたものの多くが発表されなかった。任天堂は今後のWiiWareゲームについてもなにも述べなかった。
多くのゲームユーザーからWiiオンラインの使用感について不満が出ているが、システムアップデートといったオンラインゲームプレーやマッチメイキングを改善するための施策に対する言及はなかった。ゲームユーザーは今後も16けたのフレンドコードを使用しなくてはならない。
リモコン精度を向上させるアクセサリ「Wii MotionPlus」やNintendo DS版「Grand Theft Auto」の発表を除いて、E3での任天堂のプレスカンファレンスは全体的に期待はずれだった。任天堂は、自社ソフトウェアが「いつまでも新鮮である」ということを主張していた。同社はこの考え方を掲げているようである。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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