この2カ月を投資家Carl Icahn氏との委任状争奪戦に忙しく取り組んできた米Yahooが、ソーシャルネットワーク企業であるDemand Mediaの買収に食指を動かしているとうわさされている。
TechCrunchは匿名の情報筋からの話として、Yahooの米国地区における市場投入業務を担当するHilary Schneider氏が数週間前に、カリフォルニア州サンタモニカにあるDemand Mediaのオフィスを訪れ、Demandの買収額を15億ドル〜20億ドルと見積もったと伝えている。
TechCrunchによると、Demand Mediaはこの話に乗らなかったのだという。同社創業者のRichard Rosenblatt氏は、30億ドル規模の買収を求めているといわれている。
All Things Digitalは、この会合について別の見方を示している。
Rosenblatt氏はAll Things Digitalとのインタビューで、「ここには多くの可能性がある。わたしは長期にわたって大企業を作りたい」と述べている。
All Things Digitalはまた、Yahoo情報筋からの話として、Demand Mediaを買収する「提案は一切ない」と報じている。
しかし、TechCrunchもAll Things Digitalも、両社の合併については悪い考えではないと述べている。
TechCrunchは次のように述べている。
Demand Mediaが得意とする、広告インプレッションの大量生成やメディアサイト向けの特定ソーシャルネットワークの構築が、少なくともYahooを苦しめているいくつかの分野に完全に合致するかもしれない。これは大いにありえることだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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