人々が米Starbucksに求めているものは元気づけのカフェインと、おそらくは朝のパン程度だった、ということが判明したようだ。米国最大のコーヒーチェーンであるStarbucksは、「iTunes Gift Card」を含め、店舗での楽曲販売の大半を取りやめる予定だという。
Silicon Alley Insiderは米国時間6月25日、Starbucksが9月までに店舗内で販売するCDを4タイトルに限定する計画だと報じた。
Starbucksの広報担当者、Bridget Baker氏は「店舗内での音楽販売の方法を変更しているところだ。われわれがコアビジネスに再び集中していくなかで、(音楽については)厳選したものを提供することになるだろう」とコメントしている。
シアトルに本拠を置くStarbucksはかつて、コーヒーをすすりながら最新の音楽を楽しめるエンターテインメントセンターとなることを夢見ていた。だが、音楽の世界に手を広げるという同社の夢には、以前からトラブルが続いている。
Starbucksが2004年に開始した、店舗内で音楽CDを作成できる「Hear Music」メディアバーを覚えているだろうか。このサービスも完全に行き詰まってしまった。
とはいえ、Starbucksが音楽を完全にあきらめているわけではない。Silicon Alley Insiderによれば、AppleのiTunes Storeに無料でWi-Fiアクセスできるサービスは継続される予定だという。
New York Timesは3月17日付の記事で、Starbucksの各店舗で1日に販売される音楽CDが平均でわずか2枚だと報道した。一方、Starbucksでは、同社の音楽部門は年間400万枚以上のCDを販売していると主張している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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