オプティキャストは6月23日、光ファイバーを利用した放送サービス「スカパー!光」の伝送帯域を2072MHzまで拡張すると発表した。これにあわせ、新メニュー「スカパー!光ホームタイプ ワイド」の提供をスタートする。
オプティキャストは、光ファイバーを利用した放送サービス「スカパー!光」などを提供する、スカイパーフェクト・コミュニケーションズ(スカパー!)の子会社。現在、70MHzから770MHzのネットワーク帯域を利用し、地上デジタル、アナログ、BSデジタル、アナログ、FMラジオ、スカパー!など、300チャンネルを越える放送サービスを行っている。しかし昨今の多チャンネル化やハイビジョン化などの放送形態の変化には対応しきれていなかった。
今回の帯域拡張による新サービス「スカパー!光 ホームタイプ ワイド」では、未配信だったBS9、10、11、12の配信をスタートさせ、BSデジタル放送をフルカバーしたほか、アップコンバータなしでの視聴にも対応。「e2 by スカパー!」「スカパー!ハイビジョン放送」の配信も予定しているという。
サービスのスタートは、7月1日より。首都圏の一部エリアから開始し、順次拡大していく。
また、東日本電信電話(NTT東日本)では、「フレッツ光」ユーザーを対象とした映像伝送サービスとして「フレッツ・テレビ伝送サービス」を同じく7月1日よりスタートする。
月額料金は、フレッツ光の料金にプラス650円で地上、BS放送を視聴できる「スカパー!光ライト」をはじめ、地上、BS放送に加え、スカパー!の視聴が可能になるコースを3タイプ用意。有料のスカパー!番組をチョイスできる「スカパー!光アラカルト」は1540円〜(セレクトする番組によって変動)、スカパー!番組50chを用意した「スカパー!光パックセレクション」は4150円、スカパー!番組68chをセットにした「スカパー!光パック」は4712円で視聴ができる(いずれも税別)。
会場にはオプティキャスト代表取締役社長の齋藤達郎氏、東日本電信電話の代表取締役副社長の古賀哲夫氏、スカイパーフェクト・コミュニケーションズ代表取締役執行役員社長の仁藤雅夫氏が出席。「アンテナ、セットトップボックス(STB)が必要となる、CS放送と違い、入りやすくユーザーの裾野を拡大しやすいサービス。これにハイビジョンという付加価値を乗せ、アナログ停波までの3年間、勢いをつけてやっていきたい」(仁藤氏)と話した。
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