エクストリームPCに4コアは不要--NVIDIA従業員が実験

文:Brooke Crothers(CNET News.com) 翻訳校正:編集部2008年06月23日 20時13分
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 NVIDIAが、同社の新チップ「NVIDIA GeForce GTX 280」やオーバークロッキング、大量の液体窒素、NVIDIAラボが登場する動画を投稿した。しかし、そこには4コアプロセッサは登場しない。さて、その真意は?

 「Steffee」という人物による同社サイトへの投稿では、「エクストリームゲームPCにはIntelの4コアか4コアExtremeが必要だと思っている人が多い。これから、Intel Core 2 Duoを使ってゲーム用PCを組み立てようと思う。このプロセッサはデュオ。つまり、コアは2つだ」と述べている。

 筆者の誤解かもしれないが、このブロガーが言いたいのは、これから試作するシステムにはコアが2つしかないということのようだ。

 ブログからもう1カ所引用しよう。「皆さんは、4コアCPUがなければ3DMark Vantageの値やゲームパフォーマンスの極めて高いエクストリームゲームPCはできないと思い込んではいないだろうか。そこで、当社の最新最強GPUであるGeForce GTX 280を2基、SLIを使って搭載し、冷却してオーバークロックしてみた。CPUは200ドル弱クラスのもの1基だ」

 Intelの見解はもちろん異なる。Intelは声明で、「今日、コンピュータで行われる処理には、ほとんどの場合、強力なプロセッサが必要だ。例えば、コンテンツの作成、高解像度動画の再生や編集、ソーシャルメディアサイトの利用、オフィスツール、楽曲のダウンロード、写真の編集などのアプリケーションもプロセッサを多用する」と述べている。

 このブロガーはテストの中で、GTX 280グラフィックスカードのほかに、nForce 790i Ultra SLI搭載マザーボードとIntel Core 2 Duo E8400を使用している。

 GTX 280を1基搭載した場合、3DMark Vantageのスコアは「X4796」だった。

 次に、このブロガー(NVIDIAの従業員)はNVIDIAラボに向かう。「われわれはいま、NVIDIAラボに向かっている。ラボで本格的なオーバークロックを試みる」。そして、液体窒素と思しきものを大量に注ぎ込み、GTX 280をもう1基載せると、3DMarkスコアは「X10282」に跳ね上がった。

 Intelは今のところ反応を示していないが、E8400プロセッサは遅くはないと反論することは可能だろう。3.0GHzで動作し、6Mバイトのキャッシュを搭載しているし、液体窒素で冷却してオーバークロックすれば相当に高いスコアが出るだろうこと。そして、もちろん、4コアExtreme CPUを使った方がシンプルだということもある。

 テストの中で、NVIDIA GeForce GTX 280のコアクロックは727MHzに、シェーダークロックは1458MHzにオーバークロックされた。このコアクロックは通常、602MHzで、シェーダークロックは1296MHzである。

 システム詳細は以下の通りとなっている。
--NVIDIA GeForce GTX 280×2(nForce 790i Ultra SLIマザーボードを使用)
--Intel Core 2 Duo E8400 CPU
--4ギガバイトSLI対応Corsair DDR3メモリ
--PC Power & Cooling TurboCool 1200W電源
--Windows Vista 32-bit operating system

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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