グーグル、テキスト広告の評価基準にロード時間を追加

文:Stephen Shankland(CNET News.com) 翻訳校正:編集部 2008年06月19日 15時29分

 Googleは米国時間6月18日、検索結果の横にどのテキスト広告を表示するかという評価基準に、ウェブページを読み込むロード時間の速度という新しい要素を加えた。

 テキスト広告からほとんどすべての売り上げを得ているGoogleは、広告の質を改善する広告主向けの取り組みを強化する。Googleは18日、ユーザーが広告をクリックしたときのウェブページ(ランディングページ)のロード時間を品質評価に加えると発表した。

 GoogleはInside AdWordsブログで、「本日より、このロード時間要素を、広告主のキーワードの品質スコアに加える」と述べている。「ランディングページのロード時間が遅いキーワードは、品質スコアが低くなる(従って最低クリック単価が上がる)。逆に、ロード時間が速いキーワードは品質スコアが高くなり、最低クリック単価が下がる」(Google)

 これは、大きな変化ではないように見えるが、AdWordsでは多額のお金が動いているため、小さな変化であっても、検索結果の横の広告枠に入札する膨大な数の企業に影響を与える。

 Googleは、広告の品質を高めることでさまざまな目的を果たすと主張している。たとえば、広告をクリック(企業はここでGoogleに対する支払いが発生する)したユーザーの満足度を改善できる。長期的にみれば、広告の品質を高めていけば、ユーザーは広告を無視したり邪魔だと思わなくなるだろう。

 Google設立当初、創業者のLarry Page氏とSergey Brin氏は「10 things Google knows to be true.(Googleが発見した10の事実)」を明らかにしている。その1つは、「遅いより速いほうがよい」である。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]