Microsoftは米国時間6月17日、「Live Search」への取り組みを強化するため、検索技術研究所「Search Technology Center」(STC)を欧州に新設する計画を発表した。
Microsoftは、7月1日から始まる同社の2009会計年度中に同センターを開設する予定で、現在は候補地の検討を進めている。2005年に中国の北京にオープンしたSTCをモデルにする予定だという。
Microsoftはこれらの国際的な検索センターを利用して、消費者の検索習慣や手法、現地ユーザーの好みへの理解を深めることを目指している。
Microsoftの検索、ポータル、および広告担当シニアバイスプレジデントを務めるSatya Nadella氏は声明の中で、「検索利用者の期待と経験は世界の地域ごとに異なっているので、複数の市場の施設に本格的な投資を行い、研究開発に現地の最も優れた専門知識を活用することが非常に重要だ、とわれわれは考えている」と述べた。
Microsoftは、欧州でこれまでに手がけたプロジェクトを基盤にビジネスを構築する計画だ。同社は2008年、12億ドルでFast Search & Transferを買収し、欧州でエンタープライズサーチに取り組んできた。
ソフトウェア大手のMicrosoftは、ウェブサイトやディスプレイ広告を通じて、欧州で現在68%のインターネットユーザーに到達している、と同社のプラットフォーム&サービス部門でプレジデントを務めるKevin Johnson氏は述べた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」