日本ビクターは6月11日、マイクロコンポ「Memory COMPO UX-GM77」とデジタルプレーヤー「alneo V」シリーズを7月上旬より発売すると発表した。Memory COMPOに「alneoドック」を装備したことにより、alneo Vシリーズとダイレクト接続できる。発売は7月上旬より。
Memory COMPO UX-GM77は、2Gバイトのメモリを内蔵したマイクロコンポだ。CD、MDデッキを備え、CDからMDへは約4倍速の高速ダビングに対応する。USB端子を2系統搭載し、うち1つをalneoドックとして利用することで、alneo Vシリーズとのダイレクト接続を実現。データ転送や充電が行えるほか、alneo再生時にはコンポ型のディスプレイに楽曲情報が、alneoのディスプレイにはジャケット写真などの表示が可能だ。
もう一方のUSB端子では、各種メモリオーディオと接続できるほか、WMA対応の音楽ケータイへの楽曲転送にも対応。また、ケータイを利用した楽曲情報の自動取得システム「MagicSync」も採用しており、PC接続なしに楽曲情報を内蔵メモリに取り込むことができる。
内蔵メモリへの録音フォーマットはMP3、WMAの2つ。ただし楽曲再生はWAVのほか、AACにも対応可能だ。
同社では2008年度の目標として、ステレオセット全体における台数目標シェアを30%としており、HDD/メモリーコンポのみの台数目標シェアは45%としている。価格はオープンだが、店頭想定売価は5万円前後となる見込みだ。
デジタルプレーヤーalneo Vシリーズでは、8Gバイト、4Gバイト、2Gバイトの3サイズをラインアップ。それぞれ、ブルー、ブラック、レッド、ホワイトの4色展開となる。
MP3、WMA、WMA-DRM-10フォーマットの再生に対応しているほか、2インチの液晶画面を搭載し、WMVの動画ファイル再生もサポートした。
圧縮音源を最大96kHzサンプリング・24bitの原音へと近づけて再生する独自の高音質化技術「K2テクノロジー」に加え、ビクタースタジオのレコーディングエンジニアによりチューニングされたという「スタジオセッティング」モードを搭載する。
また、音質をカスタマイズする「サウンド工房」機能を新規に開発。リスニングシーンとヘッドホンのタイプを選択することで、最適な音質再生へとalneoがアレンジする「プリセット」モードに加え、より詳細に設定ができる「チューニング」モードを使用すれば、ユーザーの聴力に合わせたサウンド再生が行えるという。
同梱品として、専用設計のカナル形インナーイヤーヘッドホンのほか、専用シリコンケース、ディスプレイ表示保護シートまでを標準装備する。
価格はオープンだが、店頭想定売価は8Gバイトモデルが2万7000円前後、4Gバイトモデルが2万4000円前後、2Gバイトモデルが1万9000円前後となる見込みだ。
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