Dellは米国時間5月13日夜、声明を発表し、より多くのリソースがAlienwareに向けられることになるものの、XPSブランドは存続すると述べた。
Dellが声明を発表するに至った背景にはWall Street Journalの記事がある。
広報担当のAnne Camden氏はブログに「Dell XPSもAlienwareも優れたブランドだ・・・両ブランドとも存続する。ただ、Alienwareへのフォーカスを強めるつもりだ。Dellは猛烈な勢いでAlienwareの製品開発、デザイン、エンジニアリングに投資して、将来、ゲーミング分野のトップブランドになるようにしたい」とつづっている。
Camden氏はXPSが、一般的なPCゲームという領域を超えて、最先端をゆく上位ブランドであることを強調する。「XPSはこれまで築き上げてきた高度なパフォーマンスを備える、重要なDellブランドであり続ける・・・ここ1年の間にXPSはゲームブランド以上の存在となった。例えば、Dellがオールインワン市場向けに初めて投入したXPS Oneに目を向けて欲しい。業界をリードする存在のウルトラポータブルPC『XPS M1330』や、マルチメディア用途向けの『XPS 420』がある」(Camden氏)
声明にはまた、Wall Street Journalの記事に対する反論も書かれている。「ゲーミングシステムのXPSはわれわれのゲーム用製品ポートフォリオの中で重要な位置付けに存在し続ける。WSJの記載は誤りであり、われわれにはこれらのシステムを終了させるつもりはない。実際はゲーム分野の最先端をゆくように、XPSを刷新し続けることになる」(Camden氏)
「われわれはこの市場のトップにつけることを目標にしている。将来のゲームシステムに多大な投資しているのもそのためだ。AlienwareもXPSも支配的な位置についてほしい」と声明には書かれている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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