Microsoft会長のBill Gates氏によると、「Windows Vista」の売れ行きは「急速」で、世界で1億4000万本以上が販売されたという。
米国時間5月8日にWall Street Journalが報じたところでは、東京で会見を行ったGates氏は、この数字が「売れ行きの非常に急速な伸び」を示している、と語ったという。
それほどの売れ行きにもかかわらず、Vistaの一般への浸透という点で苦戦していることを、Microsoftは認めている。Vistaの7年前に登場した「Windows XP」は、いまだに企業にも消費者にも人気がある。
すでにMicrosoftは大手コンピュータメーカーに対するXPの提供打ち切りを、当初予定していた2008年1月から、6月30日に延期している。また、部分的にはさらなる延命措置が認められ、超低価格コンピュータについては2010年までXPを使用できることになった。
最近では同社の最高経営責任者(CEO)Steve Ballmer氏が、6月でXPの販売を終了するという決定を再考するかもしれないと発言している。
MicrosoftはWindows XPの販売継続を検討する一方で、「Windows 7」(開発コード名)という次世代版Windowsの開発も進めている。
Gates氏が4月にマイアミで発言した内容は、Windows 7の開発スケジュールが予想より大幅に前倒しされ、もしかすると2009年中にリリースされる可能性があることを示唆したもののように受け止められている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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