デルは5月8日、個人向けPCのプレミアムブランド「XPS」シリーズにおいて、最新のインテル Core 2 Extremeプロセッサや高性能グラフィックカード、64ビット版 Windows Vista対応などの最新テクノロジーを搭載し、PCゲームユーザーに向けたトップエンド・ハイパフォーマンス・デスクトップPC「XPS730」を発表した。同社のオンラインストアにて同日より販売を開始する。価格は最小構成で21万円より。
XPS730は、個人向けPCのプレミアムブランド「XPS」シリーズで、「XPS720」および「XPS720 H2C」の後継機種となるデスクトップPCのフラッグシップモデル。XPSデスクトップシリーズが目指す“常に最新で最高の性能と拡張性を追及したマシン”の通り、最新のテクノロジーを搭載し、処理速度・グラフィック性能・パワーの強化を実現した。
特にMORPGのような処理能力が求められるPCゲームを高いレベルで楽しみたいユーザーや、処理速度・パワーを追求するユーザー、高度な3DCGを制作するSOHO、クリエーターなどのニーズに応えるスペックを備えた。
プロセッサは45nmテクノロジーを採用。1600MHzフロントサイド・バス、12MバイトのL2キャッシュ、PC用プロセッサで最速のインテル Core 2 Extreme プロセッサQX9770(3.2GHz)が搭載できる。最新のチップセットnForce790i Ultra SLIと、最新のグラフィックカードATI Radeon HD 3870 X2 1Gバイトの搭載も可能とし、動画やオブジェクトをリアルに再現するPhysXTM物理演算PCIeカードにも対応した。
OSはWindows Vista 64ビット版に対応し、メモリは1067MHz DDR3 SDRAMを最大8Gバイトまで搭載できる。
筐体デザインは前々モデル「XPS710」の前傾姿勢を継承し、アルミニウム素材で、アルミニウムシルバーとステルスブルーの2色を用意した。オプションでXPSシリーズのXをあしらった新デザイン「クリアサイドパネル」も選択できる。BIOS設定で7色に変更できるLEDも引き続き搭載し、最新技術を盛り込んだデスクトップPCのフラッグシップモデルにふさわしいプレミアム感を演出した。
なお、アルミニウムシルバーのモデルには空冷ユニットを搭載し、ステルスブルーのモデルには、水冷+空冷のハイブリッド冷却システム(H2Cハイブリッド冷却システム)を搭載するとともに、QX9770を3.2GHから3.8GHzへクロックアップした構成にも対応する。
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